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2019-11-05

メボソムシクイ上種

先月(10月11日)のことです。自宅横の納屋にウグイスによく似た野鳥が迷い込んでいました。尾羽が短いのでムシクイの仲間だと知りましたが、種を確定するのに時間がかかりました。

横から見ただけでは確信を持てませんでしたが、下からの見分け方を紹介したサイトを見て確信を持ちました。ハイ、この子は「メボソムシクイ」です。

メボソムシクイの下面の色は、くすんだ白や淡黄色です。特に脇に色がついています。そして下尾筒は薄っすらと黄色がかっています。

センダイムシクイもエゾムシクイも、下面の色は真っ白です。また下尾筒の色は、センダイムシクイは黄色で、エゾムシクイは白です。

難しい話をしてすみません。私にはムシクイの区別はできないと思っていましたが、やっと自信が持てました。今頃この子は南方の国へ移動していることでしょう。来年、また姿を見せに来てくださいよ~

追記
厳密に言うと、日本鳥類目録第7版では、メボソムシクイを更に3種(メボソムシクイ・オオムシクイ・コムシクイ)に分けています。このうち、コムシクイは大陸系の野鳥で国内記録は少ない。渡りの時期と外見的要素(初列風切最外羽と最長初列雨覆との長さが同じ)から考えると、オオムシクイの可能性が高いと思われますが、決定的では無いので、日本野鳥の会に倣い「メボソムシクイ上種」としました。(「メボソムシクイsp」と書くこともある。)鳴き声を聞かないと区別は困難なのだそうです。

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コメント9件

  • はるる より:

    冬には見られない鳥なんですね。
    いろいろな角度からしっかり見せていただきました。
    見たこともない野鳥、写真を見ていると、まるで動いているようです。
    来年、きっと姿を見せてくれるでしょう。

    • 連峰の風 より:

      はるるさんへ
      夏鳥なので今頃は南方の地へ移動して生活していると思います。
      いつもは高地の茂みの中にいるので見る機会はありませんが、渡りの時期になると市街地でも見られるそうです。納屋の中にいたので、ゆっくりと観察することができました。この野鳥を撮れたのは初めてです。来年も姿を見せてほしいです。

  • なおさん より:

     めずらしい鳥が撮れましたね。ばっちり撮れていてさすがです。とっさに撮るにはカメラやレンズの用意がないとダメですから、運もあることでしょうが、常日頃用意されているのですかねえ。
     また来年出会えると良いですね。

    • 連峰の風 より:

      なおさんへ
      探しに行っても撮るのは難しい野鳥ですが、わざわざ納屋の中に迷い込んでくれたおかげで、ゆっくり撮ることができました。カメラはいつも棚の上に、レンズを付けた状態で置いてあります。(実は超望遠セットは調子が悪いので、現在、小さな野鳥はなかなか撮れないのです。)また来年が楽しみです。

  • komichi より:

    こんにちは!
    今日こちらは爽やかな秋晴れです~☆
    ウグイス色のシャープな姿のこの鳥は
    メボソムシクイと言うんですね~!
    北から移動の途中にそちらにひょっこり現れたんですね~♫
    しあわせな出会いを写真に残せて・・・よかったですね。

    • 連峰の風 より:

      komichiさんへ
      そちらは爽やかな秋晴れですか。いいですねぇ。
      こちらは、これからどんどん晴れの日が少なくなります。
      なので、今後の私の目標は、「天気の良い日は外へ出よう!」です。
      メボソムシクイがやってきました。最近の改定では、メボソムシクイは更に3種に分けられたそうです。メボソムシクイ・オオムシクイ・コムシクイ・・・だったと思います。もう、その辺までいくと、鳴き声を聞かない限り、見分けるのが困難だそうです。
      しあわせな出会いを写真に残せてよかったです。

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